定量データと定性評価を用いた技術戦略の組織的実践

プロダクト開発では、技術戦略の策定と実施が極めて重要です。これはビジネスの目標、プロダクトの品質、システムの信頼性、そして組織の能力を最大限に引き出す計画を立てることを意味します。スタディサプリ小中高のプロダクト開発チームでは、現場のメンバーが主導する形で、現状の把握、課題の評価、そして計画の策定を行っています。この過程で、技術的な課題を定量的にも定性的にも評価し、技術とビジネスの成長をバランス良く進める方法を模索しています。 本セッションでは、スタディサプリの技術戦略グループによる具体的な実践事例を通じて、技術課題やシステムに関する定量データの Cloud Native な手法による取得・可視化の方法、定性データの収集・評価のアプローチについて紹介します。さらに、これらの評価結果をどのようにプロダクト組織全体の技術課題解決とビジネス・プロダクトの計画に統合していくか、組織としての実践的な取り組みを具体例を交えて説明します。 技術戦略の策定と実践に興味があるプロダクト開発チームや組織にヒントを持ち帰ってもらえると幸いです。

Takeshi Kondo

登壇者プロフィール

Takeshi Kondo

株式会社リクルート

Director of Engineering

chaspy_

chaspy


Director of Engineering, StudySapuri K12 at Recruit Co., Ltd 2018年6月にQuipperに入社。増えていく Product Team に Producton Readiness Check や SLI/SLO を導入をリード。2021年10月より同 SRE Team の Engineering Manager に任用、同時に事業移管よりリクルートへ転籍。2022年10月より中学生向けサービスの Web 開発チームの EM の兼任。2023年10月よりスタディサプリ小中高領域の開発部長を担当。技術・組織・プロダクト全部をいい感じにしたい。趣味はクラフトビール屋めぐり